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薬を飲む女性

カンジダ症は性病ではないですが、性行為で人から人へうつるため性感染症と呼ばれます。外陰部に赤い斑点ができたり、おりものが増える、かゆみやヒリヒリといった刺激を伴うことから性病の性器ヘルペスと勘違いされやすいですが、人の体に常在するカビ菌の一種カンジダ・アルビカンスによって引き起こされるため、一般的な性病とは異なります。カビ菌に効果のある市販薬がたくさん販売されているため、病院に行かずとも自分で治すことができます。

常在菌とは、最初から人の体に入るカビ菌のことで腸内にいる乳酸菌がよく知られています。それ以外にもたくさんありますが、代表的なものとして皮膚にいる表皮ブドウ菌、アクネ菌や黄色ブドウ球菌などがおり、カンジダもその仲間です。普段は免疫や常在菌の勢力がバランスをとっていますが、病気などの免疫力低下するとバランスが変化し、とカンジダ菌などが増殖を開始して不快な症状をあらわします。

カンジダ菌は人の体に寄生しているため、あらゆる治療薬を用いても根絶できません。しかし抗真菌作用を持つ市販薬を使えば。増殖しすぎた菌を死滅させ不快な症状を緩和できます。代表的なのが有効成分クロトリマゾールやイソコナゾールであり、これらの抗真菌成分が皮膚に浸透すると増殖した菌の細胞膜などに作用して殺菌します。

有効成分であるクロトリマゾールやイソコナゾールは、カンジダ菌の細胞を覆う植物性膜の成分であるエルゴステロールの合成を阻害することで、細胞膜を薄くしていきます。細胞膜が薄くなると細胞間成分が流出し始め、最終的には死滅します。作用するのは植物性の膜だけなので人の細胞膜には影響することはありません。

おりものや熱感を伴う膣カンジダの場合は、クリームと膣錠を併用することで相乗効果を高められます。ロート製薬の有効成分イソコナゾールを配合したメンソレータムフレディCCクリームとメンソレータムフレディーCC膣錠を併用すれば、塗布剤と錠剤の二重の効果で素早く効果的に治療できます。また膣内に挿入するのに役立つアプリケーター付きもあるため、子宮頸部など膣の奥まったところにできたカンジダにも効果があります。

エンペシドも併用できる市販薬です。有効成分クロトリマゾールを配合したエンペシドクリームは、外陰部に直接的に塗布できます。伸びやすくなめらかなクリーム状なので皮膚に素早く浸透して殺菌していきます。またエンペシド膣錠もあるため、クリームと併用して併用できます。併用する場合は、同じ有効成分をもつ市販薬シリーズを使いましょう。

再発予防も重要なポイントです。常在菌が原因なので完治できませんが、増殖を抑制する生活習慣を取り入れると再発リスクを減らせます。まず体がアルカリに傾きすぎないように食生活に注意する、野菜を増やし栄養バランスのある食生活にする、ストレスや疲労をためない、睡眠をしっかり取る、香料などのが含まれたビデをつかわないなどです。また生理用品が原因になって外陰部が高温多湿になったり、ピルや免疫抑制剤などの服用で誘発される場合もあるためチェックしておきましょう。

カンジダは性病ではありませんが、症状が現れているのに性行為をするとパートナーにうつる性感染症です。そのため性器に違和感のある場合は、性行為をしないことも再発予防に欠かせません。もし感染したと思ったら早期に医師に相談するか、有効成分にクロトリマゾールやイソコナゾールを配合した市販薬を利用すると良いでしょう。ただし3~6日経ても効果がでない場合は、単純ヘルペスウイルスが原因の性器ヘルペスの可能性もあるので、医師の診断や検査を受けてください。