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性病に感染するのは予防意識が低いから?

2020年01月31日

性病になるのは、20代の若者が圧倒的に多くなっています。この世代は性に対する関心が強く、同時に性行為が活発であることも大きな理由ですが、それ以外にも性や予防意識が低い、その場の雰囲気や気持ち良さを優先しがちである、またAVでの性行為を真似たがるのも特徴と言えます。

医療機関や研究者の間でも若者の性感染症が問題になっており、感染症定点当たり報告数などを通じて分析や研究が進んでいます。特に定点あたりの報告数に基づくと2016~2017年にかけて20~24歳の若者のクラミジア感染率が2.2から2.5へと急拡大しており、少子化なのに感染者が上昇したことに関係者の間で驚きが広がりました。

性病に対する予防意識の低さも指摘されています。若者の間でクラミジアや性器ヘルペスの感染率が急増しており、必要な知識を身に着けていないため、予防ができていないと考えられるのです。知識がないため、世間の間違った情報に左右されてコンドームなどの避妊具を使わなかったり、リスクの高い行為への抵抗感も少ない傾向があります。

オーラルセックスでも性病に感染することを知らないという若者も多いです。性病は、性器と性器が交わると危険だけど、口と性器や手と性器なら安全という間違った知識を持っていると不注意なオーラルセックスをしてしまいがちです。パートナーの性器を触った手で自分の性器を触れたり、口腔内にクラミジアがいれば性器にもうつります。

雰囲気や気持ち良さを優先する傾向もあります。その場の雰囲気に流されてしまう、嫌われるかもしれないと思ってしまい、コンドームや避妊具をつけてほしいと言えない女性も多いです。また避妊具をつけると性的な感度が落ちてしまうため、男性側が嫌がることも珍しくありません。性知識をAVから手に入れがちであることも拍車をかけています。

複数のパートナーと性行為をする傾向もあります。知識が乏しいほど複数のパートナーと性行為を行う傾向があり、その分だけ感染リスクを高めてしまいます。男性の場合だと経験数を勲章のように自慢しがちですが、これは性行為に伴うリスクを理解できていないことの裏返しでもあります。

症状を感じにくいことも大きな理由です。クラミジアやヘルペスのように感染しても症状があらわれるまでに1~3週間ほどあり、その期間を過ぎても全く症状を自覚しない場合も珍しくありません。かゆみや痛み、発疹や水疱、おりものの増加やニオイなどの症状があらわれないと感染に気づきにくいです。この他にも性病になったことが恥ずかしいため親に話せなかったり、病院にいかないという若者たちも水面下にいる可能性があります。

若者たちの間で急増している性病を予防するには、コンドームなどの避妊具を必ずつける、特定のパートナーとのみ性行為を行う、性器を清潔に保つあるいはい性行為前に性器をきれいに洗う、肛門に触れた手で性器に触れないなどが大切です。また性器や体に違和感をおぼえたら保護者に話して泌尿器科や婦人科などで診察を受けるようにしましょう。